2019.12.04
川戸 小川 貴司さん(42)
東京都杉並区出身で、東吾妻町地域おこし協力隊として昨年10月より町に移住。1年が経ちました。メーンの仕事は、吾妻渓谷の廃線鉄路を再利用した自転車型トロッコの運営。来春の本格運営に向けて試験運行や、草刈りなどの管理業務をこなしています。特技は撮影。お爺様やお父様の影響で10代からカメラに興味を持ち、特撮、特殊メイクや爆破を学んだり、報道でビデオエンジニアとして関わっていた経験を活かし、イベントやお祭りなどでカメラを片手に活躍しています。
地域おこし協力隊に応募したきっかけは、東京の景色がどこも同じことに面白みを感じなくなっていたこと。いずれは地方で働きたいと思っていたそうです。父に連れ戻されていた実家のメガネ屋が閉店することになり、「今こそ地方に行こう!」。小川さんのシャッターチャンスが訪れました。「どうせ行くなら杉並区と関係があるところにしよう」と意識を持ってファインダーを覗くと友好自治体の東吾妻町が面白そうに映りこんできたそうです。なにやら「トロッコ」という他とは違う惹かれる募集が…。ミラクルなタイミングが重なっての東吾妻町でした。東吾妻に実際来てみると、食べ物や水の美味しさに感動!来たばかりの10月から寒い!イベント盛りだくさん!という新鮮な印象だったそうです。実家が杉並区阿佐ヶ谷商店街にあり、横の繋がりが強いところで育っていたので、こちらにきてからも近所の方が良くしてくださり、快く受け入れてくれたところが心地よく、すんなり入れたと感じたようです。
これからの目標は、トロッコを成功させ、それを仕事にすること。今年は農協の若手の方々と杉並を結びつける企画にもチャレンジ。「地元杉並区との繋がり、移り住んだ東吾妻町民との繋がりを活かし、今までとは違う新たな交流のかけ橋を架けたい」。意欲的な眼差しで語ってくださいました。