2020.01.14
東吾妻町民から「吉田教授」の愛称で慕われる東吾妻町教育委員会の文化財担当・吉田智哉さん執筆の東吾妻町広報の連載企画「東吾妻町の歴史・文化探訪」が、今月発行の町広報166号で記念すべき100回目の執筆となった。平成23年10月から前任者から引き継いで8年余りでの達成となりました。
100回目記念のタイトルは「筆者連載100回記念〜東吾妻町の文化財を未来へ残すために〜」という節目にふさわしい内容。発掘調査や報告資料づくりなどの合間を縫って毎回2000字近い内容の濃い原稿を書かれていますが、今回は特によく知られたものからまだまだ知られていないものまで町内各地に残る文化財とそれを守っていくことの重要性を伝えています。文化財や岩櫃城などの史跡についての講演や報告会で、分かりやすく軽快に、また熱く説明をする吉田さん。知的で賢明で、そして時にお茶目。東吾妻町の文化財が国内に誇れるものだというお話をするときに見せるドヤ顔。これからも吉田さんへの期待はまさに「ロック・オン」ですね。町民の皆さん、こんな吉田さんと共に東吾妻町の歴史と文化を学んでいきましょう。
(以下、吉田さんの寄稿です)これまで多くの町内に残る文化財の話をこの紙面を借りてしてきました。時に最新の発掘調査速報をしたり、町と関係する展示会の紹介などもありました。100回を超えた先の連載でも、より一層掘り下げた文化財情報をお届けしたいと考えていますが、まずは足下をしっかりと見つめ直すために町内に残る文化財についてまとめてみたいと思います。・・・これまで紡いできた町の歴史をこれからも未来へ伝えていくために、地域に残された文化財を皆さんと共に守りたいと考えています。