ロックなヒト

いくつになっても挑戦しようよ!

2021.12.08

東吾妻ダンサーのJUNKOさん

※C&Kサイトより引用

「私、田舎が好きなんです。だから、中之条町も、東吾妻町も大好きなんです。みんなあったかくて、優しいんですよね。こんないいところ、もっと知ってほしいから、イベントやりたいんですよね。音楽イベント!絶対楽しいと思うんです。」

そう語ってくれたのは、平日は東吾妻町のお蕎麦屋さんで働き、週末はアーティストのバックダンサーとして全国を飛び回る!という、超多忙な毎日を過ごされているJUNKOさん。

・ダンスとの出会い
・大好きなアーティストの専属ダンサーに選ばれた理由
・ダンスとお蕎麦屋さんを両立するパワーの秘密
・同世代に今一番伝えたいこと

をインタビューしてきました!

ダンスとの出会い、C&Kとの出会い

※J:JUNKOさん イ:インタビュアー

イ「お蕎麦屋さんとダンサーって全く違う仕事ですが、両方できるものなんですか?」

J「切り替えは結構早いほうなので、飽きずに楽しめています(笑)」

イ「Instagramも拝見しましたが、すごくカッコイイですね!ダンスはどれくらいされているんですか?」

J「3歳のときにモダンバレエを始めたんですが、中学の文化祭で、初めて人前で踊って、プロになりたいって思ったんです。」

イ「夢が叶ったわけですね。バックダンサーとのことですが、アーティストの後ろで踊られているんですか?」

J「そうです。二人組のC&Kというアーティストの専属のバックダンサーです。今、全国ツアーをやっていて、週末はずっと踊っています。最近は北海道に行ってきたんですけど、そこから広島に移動なんてこともあります。」

C&KとJUNKOさん

※C&K(JUNKOさんがバックダンサーを務めるアーティスト)サイトより引用
https://c-and-k.info/

イ「ダンスの何が一番楽しいと感じますか?」

J「私自身C&Kのファンなんですけれど、好きな曲の歌詞を、ファンの方に踊りで伝えたくて。ライブに来てくれたお客さんから『元気になれた!』という言葉をもらえると、ダンスやっていてよかったと思うんです。それがすごく幸せです。」

イ「コロナ渦だからこそ、音楽の力ってすごいと思いますし、その素晴らしさを感じられるっていいですね。JUNKOさんが、ダンスの中で大切にされていることは何ですか?」

J「個人プレイにならないように周りをしっかり見て、お客様を楽しませる!!ですね。ライブで気にかけているのは、『アーティストを引き立てるという役目を果たす』ということです。C&Kがやりたい事を私たちダンサーも全力でバックアップしたい。」

イ「なるほど。ダンスをされる方って、自分を見てほしいという方が多いような気がしますが、バックダンサーは、JUNKOさんと同じような感覚なんですか?」

J「そうだと思います。アーティストさんは、ライブの都度、オーデイションでダンサーを選んだりしますが、C&Kは、十年以上私たちを使ってくれていて・・・特に私は、C&Kのデビューのときから一緒にやってきたので、紅白に出たいという彼らの夢を応援したいんです!」

イ「メンバーの一員って感じですね。C&Kのダンサーになったきっかけは何ですか?」

J「C&Kがまだデビューして間もない頃、群馬でライブした時、私の教え子たちをバックダンサーとして踊らせたのが最初ですね。C&Kに、すごくよかったといってもらって、そこからすぐ専属になりました。」

イ「そのときから、JUNKOさんはC&Kのファンだったんですか?」

J「振り付けしながら、なんていい曲なんだろうと、一気にファンになったんです。その時は子供達だけで私は踊らなかったんですが、私も踊りたいって言ってみたんですよ。そうしたら『今度、東京の赤坂blitzがあるから、一緒に踊ろう!』って言ってくれたんです。」

イ「いきなり大舞台ですね。ダンサーとしてJUNKOさんが選ばれたのは、なぜだと思われますか?」

J「ほんとラッキーだなぁと思いますね。運がよかったなと。」

イ「JUNKOさんのダンスは周りの方からどんな評価を受けてるんですか?」

J「えー何ですかね?めちゃくちゃカッコつけるし、本気でふざけるし、ギャップが凄いのかなー(笑)
C&Kってレゲエやヒップホップのダンス以外に、演技もするんですよ。プロとしてステージのためなら何でもやります!それが気に入ってもらえたのかなと思います。」

イ「なるほど、柔軟なんですね(笑)その柔軟さがいろんなジャンルをやるC&Kとうまくマッチしたのかもしれませんね。」

JUNKOさんダンス風景
※C&Kサイトより引用

思いを持って行動しているとチャンスを引き寄せる?

J「私、人が好きなので、蕎麦屋の接客も大好きなんですね。お義母さんが美味しい蕎麦を打ってくれるから、ファンの方も全国から来てくれて、沢山の方と会えるのがまたうれしいんです。」イ「それは素敵ですね。お蕎麦屋さんで働いている時と、ダンスをしている時で、考え方や大切にすることが変わったりしますか?」

J「蕎麦屋の時もダンスを踊っている時も同じで『お客さんへの思い』は変わらないですね。お客さんに喜んでほしい!っていつも思ってます。」

イ「お話を伺っていると、自分より周りを大切にされているという思いが伝わってきますが、そうやって周りを気にかけるようになったきっかけは何でしょうか?」

J「子供達にダンスを教えるようになってからかもしれません。私、10代の頃は少しとがっていたみたいで。
昔ロサンゼルスにダンスレッスンに行って、自信をつけて帰ってきたのはいいのですが、当時の私は周りが全然見えていなかったような気がします・・・」

イ「とがってたんですね(笑)、そんな時期もあったとは、なんか意外です」

J「ありましたね(笑)でも18歳からダンスインストラクターになり、子供たちに教えるようになり、ダンスで食べていくって、信用が大事じゃないですか。親御さんから『子供を任せたい!』と思ってもらえるように、周りを気にかけるようになったんだと思います。」

イ「なるほど。子供達にダンスを教えるきっかけになったことは何ですか?」

J「ある時、小3の女の子が『ダンス習いたい!』って、お母さんと一緒に私のところに来てくれたんです。その子に教えることになったのがきっかけですね。自分も変わったし、それまでダンスを職業にする事を反対していた私の親も変わって、応援してくれるようになったんです。
しかもその頃に『不良が集まってくるから』と敬遠されていた中之条町のお祭りに、ダンスの枠ができたんです!それから毎年子供が増えていって、気づいたら200人〜300人に増えていきました。」

イ「その出来事、すごいですね。その女の子がきっかけで、環境も変わっていったわけですね。その女の子がいなかったら、今はないかもしれないですよね?」

J「確かにそうですね。」

JUNKOさんダンス風景

※C&Kサイトより引用

イ「ここまでお話聞いてきて、これだけの活動をしているのは、本当にすごいと思うのですが、なぜそんなに行動できるんですか?」

J「環境が整っているからですね。例えば、週末お蕎麦屋さんが忙しいときに、私をダンスに行かせてくれるのは、私を応援してくれているからで、そうじゃなかったら絶対できません。旦那さんも応援してくれていますし。」

イ「そばにいてくれる人が応援してくれるからこそできるんですね。」

J「そうです。ありがたいです。」

地元への思いとこれからへの期待

イ「JUNKOさんは東吾妻についてどう感じていますか?」

J「私は中之条町も東吾妻町も大好きなんです。みんなあったかくて優しいんですよね。だからもっと知ってほしいんですけど、宣伝がまだまだかなと・・・」

イ「東吾妻を盛り上げるためには、何が必要だと思いますか?」

J「ワクワクする事!!音楽イベントやりたいなって思います。」

イ「いいですね!そういう企画をされる予定ありますか?」

J「ありますよ。山でダンスの発表会とかいいなと思います。C&Kの『車から見るドライブインライブ』というのも、群馬で一回やったんですけど、またやりたいって思っています。」

イ「自然の中で、心地のいいリズムに乗って体動かしていたら、嫌なこと忘れられると思います。是非実現していただきたいですね!」

J「はい!絶対楽しいです!」

もっとできるはず。年齢であきらめないで!

J「私はもうすぐ40歳なんですけど、年齢であきらめたくないから、この先もずっと挑戦していたいなと思います。」

イ「そのメッセージを誰に一番届けたいですか?」

J「同世代に対してですね。私の世代は、何かをすることを恐れている人たちが多い気がします。まだまだやれるんじゃない?って思うんです。」

イ「JUNKOさんが『恐れを乗り越えるために意識していること』は何ですか?」

J「失敗しても何とかなる!まずやってみること!考え過ぎると恐れが出てくると思うんですよ。まだまだできるのに、もったいないですよね。」

イ「まず行動、ということですね。今の時代、自分の可能性を広げたいという人が増えてきていると思うんですけれど、なかなかできない人も多い。そんな人たちに、小林さんの動き方、生き方って、とても希望を与えると思います。今日はありがとうございました!」

編集後記

インタビューを通じて、JUNKOさんからは、「ダンスへの情熱」と「周りへの気遣い」を感じました。

年齢であきらめてしまいがちな同世代のママに伝えたいのは「もっとやれるんじゃない?」ということ。

好きなことをあきらめずにやれるのは、周りが応援してくれる環境があるからだと、JUNKOさんはおっしゃっていますが、JUNKOさんの「周りへの気遣い」があるから、周りも応援したくなるんじゃないかと思います。

「あきらめずにチャレンジしていきたい」というJUNKOさんの姿勢に、自分らしく生きる人のヒントを見たように感じました。

<情報>

◾️JUNKOさんのファンの方も来店されるという「蕎麦屋あづま家」
http://sobadokoroadumaya.jp/

◾️JUNKOさんのInstagramはこちらから
https://www.instagram.com/junkoba0628/?hl=ja
(インタビュー・記事:岩下知史)

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MY ROCK TOWN 東吾妻