2019.12.22
今年で4回目となる「お城EXPO2019」(公益財団法人日本城郭協会などによる実行委員会主催)が12月21日、22日の両日、横浜市のパシフィコ横浜で開催され、岩櫃城は上州真田三名城の仲間とともに参戦。3年連続3回目の出陣となった。
しかし今年は、今までと様子が違った。昨年、公益財団法人日本城郭協会が選ぶ続日本百名城に名を連ね、今年は10月に国指定史跡に登録。お城業界の中でのステイタスがググッとステップアップしていたのだ。「おー!岩櫃城!」「国指定ですよね!おめでとうございます!」。全国から参陣してきたお城ファンが目を輝かせて岩櫃ブースに来てくれた。
そしてそのお城ファンの背中を押したのが、岩櫃城の国指定史跡決定を祝してのお城EXPO2019記念御城印。今回のお城EXPO2019の会場とその後の東吾妻町観光協会でしか販売しない、1000枚限定の御城印。3日前にできたばかりのもので、密岩神社からの岩櫃山の夜景を地に印刷。北極星が岩櫃頂上に輝く星の周回軌道を写したドラマチックな写真に、銀箔の岩櫃城の文字。用紙は高級和紙のちぎれ加工という他に例を見ないデザイン。
このEXPO記念御城印を求めるお客様が列をなした。岩櫃城ブースを先頭に約30メートルの列は会場入口の外まで。EXPO記念御城印に加え、通常は地元でしか販売していない国指定決定限定の御城印もあっという間に完売。500セット以上持ち込んだ通常の岩櫃城・金剛院・密岩神社の御城印セット、上州真田三名城オリジナル御城印帳も次々に売れました。地域政策課の職員5人で対応するものの、休む間も無く、ひたすら御城印御城印御城印御城印御城印御城印御城印御城印御城印御城印御城印御城印御城印、岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PR岩櫃PRの2日間を送りました。
日本城郭協会の公式ツイッターをはじめ、お城EXPO来場者のSNSも含めて、岩櫃城への関心が寄せられ、岩櫃城が群雄割拠のお城業界に周囲に押されるように乗り込み、いつの間にか破竹の勢いを得て、その陣を切り裂くように最前線に躍り出て名を挙げた。桶狭間の戦いを彷彿とさせる、奇跡的な戦いだった。
令和最初の戦いで功を挙げた「岩櫃城御城印」。来年はおそらく「岩櫃を落とせー!」とばかりに追われる立場になりそうだ。今から向かい撃つ準備をしなければ・・・。疲労困憊の地域政策課の職員5名はすでに2020年末の戦いへの狼煙を上げていた。